2021年4月2日
今回の記事では、Lo-CoカードとHi-Coカードに関して詳しくご紹介いたします。磁気カードの失効でお困りの総務・購買担当者様はカード印刷・発行センター.comを運営する日本貿易印刷にお任せ下さい。
Lo-Coカードとは
Lo-Coとは、“Low Coercivity”(低保磁力)の英語略で、磁気ストライプカード(英: magnetic stripe card)の一種です。Lo-Coは650エルステッドで、JIS規格でございます。
Hi-Coカードとは
Hi-Coとは、“High Coercivity”(高保磁力)の英語略で、磁気ストライプカード(英: magnetic stripe card)の一種です。Hi-Coは2750エルステッドでJIS規格外でございます。
※ご使用中のPOS機、レジスター、エンコーダーなどで、エンコードデータ入力やデータ書き換えなどを行うことはできなくなる場合があります。
磁気ストライプカードとは
磁気ストライプカードとは、磁性体の帯があるカードで、その中の鉄をベースとした小さな磁性粒子の磁性を変化させることでデータを格納できるカードです。通帳や会員カード、クレジットカードなど多くのカードは磁気ストライプカードです。磁気カードには保磁力という重要な指標があります。一般の磁気カード、いわゆる低保磁力磁気ストライプカード(Lo-Coカード)の保磁力が低く、通常の生活で使われるスマートフォンカバーやバッグの留め具磁石など、磁力の影響を受けて書き込まれた情報が消磁したことにより使用できなくなることがあります。 また近年、電子機器の普及により、磁力の影響を受ける機会も増加しています。その対策として使われているのが、Hi-Coカードです。
Lo-CoカードをHi-Coカードに変えるメリット
次にLo-CoカードをHi-Coカードに変えるメリットについてご説明をいたします。Lo-CoカードをHi-Coカードに変えるメリットは、磁気データの安全性向上・管理コスト削減の2点です。
・磁気データの安全性向上
先述しました通り一般の磁気カードは環境の磁力の影響を受けやすいので、カードに記録された磁気データが消磁する可能性があります。特に磁気が強い環境に長時間に接することにより置かれると、その可能性が更に高くなります。Hi-Coカードの場合は磁気に強いため、カードに保存されたデータが消えにくくなります。
・管理コスト削減
低保磁力の磁気ストライプは書き込みの際にあまり磁気エネルギーを必要としないので、書き込み用の装置が高保磁力のものより安いです。低保磁力磁気ストライプカード(Lo-Coカード)と比べて、Hi-Coカードのコストは若干高くなりますが、その代わりにカード自体の有効期限が長く、周囲環境の磁気に強いため、消磁でカードを再発行することが少なくなります。そのため、カードの管理負担も少なくなるメリットもございます。特に長期使用を考える場合は、Hi-Coカードの方は全体コストが低いです。
Hi-Coカードのことならカード印刷・発行センター.comにお任せ!
カード印刷・発行センター.comは、カード印刷・発行のプロとして豊富な加工技術を有しております。また、当社の強みは、お客様がご使用の現行Lo-CoからHi-Coカードへの発行の移行のお手伝いのみならず、発送、回収、破砕まで一貫対応することができることです。カード印刷・発行における駆け込み寺としてお困りごとの解決をさせて頂きます。